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ゲーミングPCの寿命は約5年と言われていますが、スペックや搭載パーツによって変動します。
基本動作だけであれば5年以上持ちますが、PCゲームを遊べる性能となるとエントリーモデルでは5年持たないため、買い替えやパーツ交換が必要になります。
また、ゲーミングPCの寿命は定期清掃や使用方法によって延ばすことができます。
この記事ではゲーミングPCの寿命や寿命を延ばす方法について詳しく紹介していくので、ゲーミングPCの購入を考えている方は参考にしてください。
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NEXTGEAR JG-A7G6T
価格:179,800円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | ゲーミングPC初心者 コスパの高いモデル |
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラボ | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |
ゲーミングPCの寿命は約5年・スペックによって更に短くなる
ゲーミングPCの寿命は約5年
- スペックによる寿命と物理的な寿命は違う点に注意
- 最高性能を要求しないなら約5年
- 5年以上は買い換え・パーツの交換がおすすめ
ゲーミングPCの寿命が約5年と言われるのは、ゲーミングPCとしての性能が最新ゲームについていける年数が5年だからです。
5年経つと、最新ゲームの要求スペックが当時のゲーミングPCでは満たせなくなります。
普通のPCとしての寿命は6年以上続きますが、ゲームをプレイするためのPCとしてはスペック不足になるので、5年使用したゲーミングPCは買い替え・パーツの交換がおすすめです。
ただし、遊びたいゲームやプレイ環境によって寿命の考え方が変わるため、以降で詳しく解説します。
スペックによる寿命と物理的な寿命は違う点に注意
上画像はドスパラで販売されている現行モデルのスペックと価格の表です。下記リストを見る際の参考にしてください。
ゲーミングPCの価格 | 物理寿命 | スペック寿命 |
---|---|---|
10万円前後 | 3年 | 0~1年 (そもそも最新ゲームを遊べない) |
15万円~20万円 | 5年 | 3年 (最新ゲームについていくのが難しくなる) |
20万円~25万円 | 5年 | 3~5年 (最新ゲームを遊ぶだけなら問題なし) |
25万円以上 | 5年 | 5年~ (最新ゲームでも高画質で遊べる) |
上記は価格ごとの物理的な寿命と最新ゲームを遊べるゲーミングPCのスペック寿命です。
物理的な寿命はどの価格帯でも大きな差はありませんが、最新ゲームを遊べる年数が大きく異なり、10万円程度のゲーミングPCでは最新ゲームを快適に遊べません。
ミドルスペックと呼ばれる15~20万円のゲーミングPCでも、最新ゲームは要求スペックが高く3年程度で寿命を迎えます。
5年以上最新ゲームを快適に遊べるゲーミングPCが欲しい場合、最低でも20万円以上のハイスペック~ハイエンドモデルがおすすめです。
最高性能を追求しないなら5年以上長持ちする
- 画質やフレームレートを犠牲にすれば長くゲームが遊べる
- 最新ゲームを遊ばないなら低い性能でも良い
- 家庭用ゲーム機レベルのゲーム体験なら長持ちする
最新ゲームを遊ばない場合や家庭用ゲーム機と同等のゲーム体験で十分な方なら、5年以上ゲーミングPCとして使用できます。
画質設定を下げればプレイ可能な最新ゲームは多く、最高画質で遊ばないなら最高性能は必要ありません。
要求スペックが低いゲームのプレイはゲーミングPCに負荷がかからないので物理寿命を迎えるまでゲームが楽しめます。
「最新ゲームを遊ぶなら画質設定を下げる」「軽量なゲームしか遊ばない」という方ならゲーミングPCを5年以上使用可能です。
5年以上は買い換えがおすすめ
- 5年で最新ゲームの要求スペックが大きく上がる
- 物理寿命を迎えるパーツが出てくる
- 5年後のエントリーモデルの性能に越されている可能性が高い
5年以上使用したゲーミングPCはスペック面や物理寿命の近さから買い替えがおすすめです。
購入当時ハイスペックで販売されていたゲーミングPCでも、5年以上経過するとエントリーモデル程の性能となり、今後最新ゲームを快適に遊ぶにはスペック不足に陥ります。
PCゲームを多くプレイする方ほど、新しいゲーミングPCに買い替えて最新の高性能環境でゲームを動かすメリットがあります。
また、5年使い続けるとグラボなどの物理寿命が近くなり、突然動かなくなる可能性が高くなります。
最新ゲームが遊べず、物理的故障が近づいたゲーミングPCを使い続けるよりも、最新のゲーミングPCを購入して快適にゲームを遊びましょう。
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ゲーミングPCに搭載されるパーツごとの寿命
パーツ名 | スペック寿命 | 物理寿命 |
---|---|---|
CPU | 5年 | 10~20年 |
グラボ | 3~5年 | 5年 |
メモリ | 5年 | 半永久 |
ストレージ | 5年 | 5~10年 |
電源ユニット | 5年 | 使用時間次第 |
マザーボード | 5年 | 使用時間次第 |
ゲーミングPCに採用されているパーツで最もスペック寿命が短いのがグラボです。
グラボは数年ごとに次世代のグラボが発売され、その度に大きく性能が向上しています。
1世代違うだけで当時のハイスペックが現行のミドルクラスと同等になるパーツなため、寿命が短くなってしまいます。
グラボはPCゲーム中に一番稼働するパーツかつ高温になるため、物理的故障が発生しやすいパーツでもあります。
グラボ以外のパーツに関しては5年程なら耐えられるため、性能に限界を感じた時以外は交換の必要がありません。
ストレージやメモリは寿命が長く交換せずに使い続けられるパーツであり、もし故障しても交換が簡単なパーツなのでPC自体を買い替えなくても対応可能です。
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長く快適にゲームを楽しむなら20万円~30万円台のモデルがおすすめ
NEXTGEAR JG-A7G7A
価格:299,800円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | ゲームやクリエイター用の ソフトを快適に動かしたい |
CPU | Ryzen 7 7 7700 |
グラボ | GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |
エントリーモデルはスペック寿命が短く、30万円を超えるハイエンドモデルはコスパが悪くなるため、長く快適にPCゲームを楽しみたいなら「RTX4070搭載ゲーミングPC」がおすすめです。
「RTX 4070」を搭載したモデルであれば、現在リリースされている「Starfield」のような重いゲームを高画質で遊べる性能であり、25万円以内で購入可能、約5年は最新ゲームを快適に遊べます。
ゲーミングPCの購入を検討している方には、5年間最新PCゲームが快適に遊べて値段も落ち着いている20万円~30万円のモデルがおすすめです。
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ゲーミングPCの寿命を延ばす方法
ゲーミングPCの寿命を延ばす方法
- ほこりや熱が溜まりやすい場所に置かない
- 定期清掃を行う
- 故障・劣化したパーツは交換する
ゲーミングPCは熱に弱い機器のため、正しい配置や定期清掃によって排熱性を上げると寿命が延ばせます。
PC初心者にとっては定期清掃が難しく感じるかもしれませんが、簡単なのでこまめに行いましょう。
以降で定期メンテナンスや配置場所の解説をしていくので、参考にしてください。
ほこりや熱が溜まりやすい場所に置かない
ゲーミングPCは熱に弱いため、設置場所に注意が必要です。
排熱により暖かい空気が溜まりやすい狭い空間や、ほこりの溜まりやすい部屋の隅に置くと故障の原因になります。
PCを配置する際は空気が通りやすく、ほこりの溜まらない少し高い位置に配置するのがおすすめです。
直射日光に気をつけたり、室温を10度~35度くらいにするとより寿命を延ばせます。
定期清掃を行う
ゲーミングPCは長期間使用していると、ほこりにより排熱性能が悪くなるので定期清掃が必要です。
排熱口からほこりが侵入しファンやケーブルにほこりがつくと、ほこりに熱が溜まりPC内が高温になります。
高温になるとパーツ毎の性能が低下し、故障の原因になってしまいます。
ケースのカバーを開きエアダスターなどでほこりを吹き飛ばすだけでも効果があるので、こまめに行いましょう。
故障・劣化したパーツは交換する
故障・劣化を調べられるアプリケーション
- HWMonitor:各パーツの温度測定ツール。高温すぎるパーツは要注意
- CrystalDiskInfo:ストレージの劣化具合が調べられる。健康状態が「注意」「異常」の場合注意
- AFTERBURNER:グラボの温度や動作クロックなどをリアルタイムで計測できる
故障・劣化したパーツを使い続けていると、他のPCパーツの故障原因になるため交換しましょう。
上記ソフトにてパーツの温度や劣化具合が調べられるので、数値が異常なパーツは交換を推奨します。
グラボやメモリ、ストレージの交換は簡単に行えますが、CPUやマザーボード、電源ユニットの交換になると取り外す部品が増えて元に戻せなくなる可能性があるため、不安な方は業者に依頼するのがおすすめです。
故障・劣化しているパーツがあったら、動いていてもそのまま使い続けずに交換を行いましょう。
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ゲーミングPCの寿命に関するよくある質問
ゲーミングPCのスペックごとによる寿命は何年?
エントリー~ミドルスペックなら1~3年、ハイエンドなら5年程度持ちます。
プレイするゲームや画質設定によって寿命は変化しますが、5年を超えたらPCの買い替え時です。
ゲーミングPCの買い替えとパーツ交換なら、どっちが良いですか?
状況によって異なりますが、CPUやグラボが同時にスペック的についていけなくなったら買い替え。
メモリ・ストレージなど交換が簡単なものの不調なら、パーツ交換で対応するのがおすすめです。
ゲーミングPCの寿命を5年以上に延ばせますか?
パーツ交換により寿命を延ばすことは可能です。
ただし、5年経過するとスペックやマザーボードの規格からCPUやグラボの選択肢が挟まるため、PCを買い替えた方が良いです。
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ゲーミングPCの寿命は約5年!寿命を延ばす方法のまとめ
記事のまとめはこちら!
- ゲーミングPCの寿命は最大でも約5年
- 5年使うなら20万円~30万円台のゲーミングPCの購入がおすすめ
- 定期清掃やPCの配置には気を付ける
ゲーミングPCの寿命は約5年と言われていますが、エントリーモデルなら1年、ハイエンドなら5年と性能によって異なります。
確実に5年は最新ゲームが遊べるゲーミングPCが欲しいという方は、20万円~30万円で購入できるミドル~ハイエンドスペックのゲーミングPCを購入しましょう。
PCの寿命は定期清掃を行ったり、排熱性能が活かせる場所に配置すると延ばせます。
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