記事の要点はこちら!
『クリップスタジオペイント』はイラスト用のツールとして定番中の定番アプリであり、多くのイラストレーターがデジタル絵の創作に利用しています。
グラボなしのパソコンで利用できますが、マルチタスクな作業やお絵描き配信を見据えるならグラボ搭載のクリエイターPCを選びましょう。
この記事ではクリスタ用おすすめPCや、クリスタをPCで動作するためのスペックについても紹介するのでPC選びの参考にしてください。
モデル名 | 画像 | グラボ | 価格 |
---|---|---|---|
mouse MH-A5U01 | AMD Radeon 740M | 約12万円 | |
DAIV FX-I5G5A | RTX 3050 | 約22万円 | |
DAIV FX-I7G60 | RTX 4060 | 約26万円 | |
mouse K5-I7GM5BK-A | GeForce MX550 | 約12万円 |
用途別&価格別に紹介!
クリスタ用PCの選び方・必要なパーツごとのスペックまとめ
選び方の要点はこちら!
- 予算は10万円でも十分
- CPUはCore-i5かつ直近2世代がおすすめ、i3は非推奨
- 配信やマルチタスク環境ならグラボ搭載モデルが必要
『クリップスタジオペイント』はグラボなしPCでも十分に動作できますが、お絵描き以外の用途にもPCを使うかどうかで変わってきます。
この項目ではどんなパーツが必要になり、パーツにはどんなスペックが必要になるのかを紹介していきます。
用途別&価格別に紹介!
予算は10万円程度でも十分
- クリスタは1年プランで2,800円、無期限買い切りで5,000円
- パソコン本体は8万円程度でも十分
- タブレットは1万円程度の予算を見積もっておこう
クリップスタジオペイントでお絵描きをする場合、10万円~12万円程度の予算を見積もっておきましょう。
アプリ自体の値段はそこまで高くありませんが、ペンタブレットは価格が3,000円~5万円までとピンキリです。
液状タブレットを選ばない限り高くても1~2万円程度の予算でペンタブを購入できるので、パソコン代金と合わせて考える必要があります。
CPUはCore-i5かつ直近2世代がおすすめ、i3は非推奨
クリップスタジオペイントを動作させる際に最も重要なパーツはCPUです。
Intelモデルなら「Core i5-12400」や「Core i5-13400」といったモデルがおすすめとなります。
それ以上に古いモデルだとマルチタスクに影響が出たり、そもそもWindows11自体の動作が重く感じるなどの支障があるのでなるべく新しい世代のモデルを選びましょう。
配信やマルチタスク環境ならグラボ搭載モデルが必要
DAIV FX-I5G5A
価格:159,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC入門用・軽い創作ソフト |
CPU | intel Core i5-14400F |
グラボ | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
配信をしたいならグラボを搭載したモデルがおすすめです。
PCゲームを遊ばない方は高性能なグラボは必要ないので、「GTX1660Super」や「RTX3050」など安価なグラボを搭載したモデルで十分快適に配信やイラスト作成を楽しめます。
グラボがあればクリスタ以外にもAdobe製品のアプリなどを利用できるため、もっとクリエイティブな活動をしたい!と思った際にも安心です。
デスクトップならモニターのサイズは24インチ以上がおすすめ
デスクトップPCでクリップスタジオペイントを利用するなら、発色が良いモニターから選びましょう。
発色の良いIPSパネル・ノングレア(非光沢)のモデルの中から、信頼性の高いメーカーから選ぶと失敗しません。
ゲーミング用のモニターとは用途が違うので、発色・色調補正・色再現が100%に近いモデルがおすすめです。
用途別&価格別に紹介!
クリスタおすすめクリエイターPC一覧
おすすめモデルの特徴はこちら!
- グラボなしでも快適にイラスト創作「10万円前後の格安PC」
- 最安値のグラボでもマルチタスクが快適「RTX3050搭載PC」
- お絵かき配信でも快適なスペック「RTX4060搭載PC」
- ノートパソコンでも快適「Core i7 & メモリ32GB搭載ノートPC」
この項目ではおすすめのデスクトップPCを3台、ノートパソコンを1台紹介していきます。
各モデルで作業環境の快適さ・マルチタスクな作業の上限が異なるため、自分の予算と相談しておすすめモデルをチェックしましょう。
- 信頼できるメーカーのモデルであること
- 推奨スペックを超えていて、短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
グラボなしでも高性能CPUなら快適「10万円前後の格安PC」
mouse MH-A5A01
価格:124,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC入門用・軽い創作ソフト |
CPU | AMD Ryzen 5 8500G |
グラボ | AMD Radeon 740M |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD(NVMe) |
メリット・デメリット紹介
- 10万円前後の予算でも快適にクリスタを動作できる
- PC初心者でも手を出しやすい価格帯
- 動画編集・配信にはスペック不足
- マルチタスクな環境に弱く、クリスタを動作させるだけなら十分
なるべく予算を抑えたパソコンが欲しい方にはこちらのモデルがおすすめです。
最新世代のCPUを搭載しているのでクリスタを動作させる推奨スペックを超えています。
パソコンでお絵描きをする際にはクリスタとタブレットなど出費がかさむので、パソコン側の予算をあまり捻出できない方は検討してみましょう。
最安値のグラボでもマルチタスクが快適「RTX3050搭載PC」
DAIV FX-I5G5A
価格:159,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC入門用・軽い創作ソフト |
CPU | intel Core i5-14400F |
グラボ | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
メリット・デメリット紹介
- マルチタスクな作業も快適になる
- 動画や配信を見ながらのながら作業も快適
- 3Dモデルを取り入れた下書きの際にも安心のスペック
- 配信用としては少し物足りないスペック(配信自体は可能)
少しスペックにこだわったモデルが欲しい方にはこちらのモデルがおすすめです。
グラボを搭載しているので少し重たい作業でも快適になり、なおかつ3Dモデルアプリを起動して立ち絵の参考にするなどクリスタ以外のアプリを使ったイラスト制作も可能です。
配信用としてはやや物足りないスペックですが配信自体は可能なので、トラッキングアプリを使わなかったり凝った配信画面にしない限りは十分な性能があります。
お絵かき配信でも快適なスペック「RTX4060搭載PC」
DAIV FX-I7G60
価格:259,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 動画編集・創作活動 |
CPU | Core i7-14700F |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
メリット・デメリット紹介
- 凝った配信スタイルも可能なCPU・GPU性能
- 長持ちするクリエイターPCが欲しい方におすすめ
- PCゲームも可能なほどハイスペック
- ただクリスタで絵を描くだけならオーバースペック
コスパを重視したい、凝ったお絵描き配信をしたい方におすすめのモデルです。
このモデルならトラッキングを行うVTuber配信も可能なので、単にお絵描きをする以上の方法で配信を楽しめるようになります。
性能が高い分マルチタスクな作業が快適になり、複数の作業用アプリやブラウザを起動していても支障がありません。
クリスタで絵を描くだけならやや過剰なスペックですが、長持ちするパソコンを選びたい方にはおすすめです。
ノートパソコンでも快適「Core i7 & メモリ32GB搭載ノートPC」
mouse K5-I7GM5BK-A
価格:159,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 配信・動画編集など |
CPU | Core i7-12650H |
グラボ | NVIDIA GeForce MX550 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ディスプレイ | 60Hz 15.6インチ FHD非光沢 |
メリット・デメリット紹介
- ノートパソコンでも快適にクリスタを楽しめる
- マルチタスクな作業も快適になる
- 3Dモデルのアプリ起動でも安心のスペック
- ノートパソコンなのでディスプレイサイズが小さい
ノートパソコンでクリスタを使いたい方にはこちらのクリエイターノートPCがおすすめです。
CPUにはCore i7、メモリは32GBを搭載しているため、ノートパソコンでもマルチタスクな作業や3Dモデルを使ったお絵描きが可能になります。
どこでもお絵描きが楽しめるので、小さめで携帯しやすい板タブレットを用意しておくのも良い選び方です。
クリップスタジオペイントに必要なPCスペック・必要なグラボ
クリップスタジオペイントの推奨スペックはかなり低めに設定されており、グラボなしのパソコンでも十分に動作できます。
ただし3Dモデルを併用した制作などは推奨スペックが上がり、マルチタスクな性能を求められます。
この項目では公式の推奨スペックと、当サイトが考える推奨スペックを紹介していきます。
推奨スペック・推奨動作環境
より高いスペックだと将来性があります!
CPU | SSE2に対応したIntel、AMD製CPU |
GPU | OpenGL 2.1に対応したGPU |
メモリ | 8GB以上推奨 |
上記がクリップスタジオペイント公式サイト記載の推奨スペックになります。
記載方法がわかりにくいですが、簡単に言うと2005年ごろのパソコンでもメモリ量があれば動作ができるという内容です。
ただし現行のPC事情ではWindows11を動作させるだけでもやっとのスペックなので、まるで参考になりません。
当サイトが考える真の推奨スペック
予算は8万円必要になります!
CPU | 直近2世代のCore-i5 CPU |
GPU | なしでもOK |
メモリ | 16GB |
具体的には「Core i5-12400」や「Core i5-13400」を搭載したパソコンであれば十分にクリスタを利用できます。
上記のスペックがあれば3Dモデルとして人気があるアプリの「イージーポーザー」も動作できるので、単にクリスタでお絵描きをする以上の環境で利用できます。
ただし配信をするならグラボの搭載がおすすめです。ゲーム用の最新世代モデルは必要ないので、低価格な「RTX3050」などでも十分です。
用途別&価格別に紹介!
クリスタ用のPCはノートパソコンでも大丈夫?
メリット
- どこでもお絵描きを楽しめる
- 場所や姿勢の制限がかからない
- モニターを用意する必要がない
デメリット
- モニターのサイズが小さい
- 同価格帯のデスクトップPCと比較すると性能が低い
- パーツの交換が難しい(メモリの増設は簡単)
クリップスタジオペイントを利用する上での最大のデメリットは「モニターの狭さ」です。
お絵描きをする際の視認性に関わるため、キャンパスを広く使いたい方はデスクトップパソコンでの創作が向いています。
クリスタ程度のアプリならスペックに関するデメリットに関しては誤差なので、あまり気にする必要はありません。
持ち運ぶ際にはペンタブレット自体がかさばってしまうので、持ち運び用に少し小さめのモデルを選んでおくと安心です。
用途別&価格別に紹介!
クリスタ用おすすめPC・推奨スペックに関するよくある質問
- クリスタ用のPCにグラボはいらないって本当?
-
単にクリスタでお絵描きをするだけなら不要ですが、配信をするなら用意しておきましょう。
- クリスタ用パソコンの値段はいくら?予算はいくら必要?
-
タブレット・モニター・PCを一式で揃えるなら10万円は必須で、12万円はなるべく用意したいラインです。
グラボを搭載したPCならさらに4~8万円程度は上乗せされます。
- クリスタ用のおすすめグラボは?
-
ゲーム用の最新グラボは必要ないので、「GTX1660Super」や「RTX3050」などの現行で最安値クラスのモデルでも十分です。
- クリスタの利用には毎月いくらかかる?
-
クリスタPROの月額プランは480円ですが、年間プランは3,000円で契約できます。
年間プランの方が月額と比較して半額近くお得になるため、年間プランでの契約がおすすめです。
合わせて年間プランはプリペイドカードで手軽に購入できる点でも利用しやすいと言えます。
ポチップ
用途別&価格別に紹介!
クリップスタジオペイントおすすめクリエイターPC・推奨スペックのまとめ
記事のまとめはこちら!
- 予算は少なくとも10万円、グラボ搭載なら15万円以上
- CPUの性能が重要、グラボなしPCでもOK
- モニターやペンタブの予算も合わせて考えよう
モデル名 | 画像 | グラボ | 価格 |
---|---|---|---|
mouse MH-A5U01 | AMD Radeon 740M | 約12万円 | |
DAIV FX-I5G5A | RTX 3050 | 約22万円 | |
DAIV FX-I7G60 | RTX 4060 | 約26万円 | |
mouse K5-I7GM5BK-A | GeForce MX550 | 約12万円 |
クリップスタジオペイントはCPUの性能だけで十分に動作するアプリなので、グラボなしPCでも動作できます。
クリスタ・パソコン本体(デスクトップならモニターも必要)・タブレットは必ず必要なので、すべてそろえた予算を考える必要があります。
配信や3Dモデルを使った作業をするならグラボ搭載モデルが安心なので、自分の用途と予算に合わせてパソコンを選びましょう。
用途別&価格別に紹介!