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『RTX 4060』は現行のエントリーモデルに採用される「RTX 40 シリーズ」で最も安価なグラボです。
「RTX 40 シリーズ」の中では性能が一番低いですが最新ゲームを遊べる性能を持っており、2世代前のハイクラスGPU「RTX 2080」と同等のパワーを持っています。
この記事ではRTX 4060の性能やRTX 4060を搭載したおすすめゲーミングPCを紹介しているため、参考にしてください。
以下では現行最新GPU「GeForce RTX 40 SUPER」の性能比較について解説していますので、あわせて参考にしてください。
RTX4060の性能・スペックやベンチマーク
GPU名称 | GeForce RTX 4060 |
NVIDIAアーキテクチャ名 | NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ |
NVIDIA CUDA コア | 3072 |
ブースト クロック (GHz) | 2.46GHz |
標準メモリ構成 | 8 GB GDDR6 |
メモリインターフェイス幅 | 128 ビット |
レイトレーシング コア | 第 3 世代 |
Tensorコア | 第 4 世代 |
ベースクロック(MHz) | 1830MHz |
ブーストクロック(MHz) | 2460MHz |
最大解像度 リフレッシュ レート | DSC で 4K 240Hz もしくは 8K 60Hz |
メモリインターフェイス幅 | 128 ビット |
平均消費電力 (W) | 110 |
総グラフィックス パワー (W) | 115 |
発売日 | 2023/6/29 |
『RTX 4060』は「RTX 40シリーズ」の中では最も値段が安く設定されているエントリースペックです。
1世代前の「RTX 3060」よりも高性能で、2世代前のハイスペックGPU「RTX 2080」と同等のパワーを持っているため、最新ゲームに対応できます。
また、「RTX 3060」と比較すると平均消費電力が65W下がっているため、電気代が安く抑えられるグラボでもあります。
最大解像度・リフレッシュレートが4K240Hz対応となっていますが、2K以上の解像度設定だと性能が追い付かないため、フルHDで遊ぶ前提で購入しましょう。
フルHDであれば最新タイトルにも適応できる性能を持っているため、解像度をあまり求めない安価なグラボが欲しい方に向いています。
RTX4060のベンチマーク
『RTX 4060』を搭載したゲーミングPCで出せるフレームレートは上記のようになっています。
「Apex Legends」はFPSタイトルなのでフレームレートが重要ですが、フルHD・高画質設定で144fpsを超えられるため戦闘が快適に行えます。
「ストリートファイター6」の最大フレームレートは120に設定されており、「RTX 4060」でも120fps出せるためプレイ中に困ることがありません。
重いゲームと言われている「CyberPunk 2077」ではフルHD・ウルトラ設定で97fpsが出せるので、グラフィックと快適性の両立が行えます。
発売済みのタイトルをフルHDで遊ぶなら『RTX 4060』で十分快適です。
RTX4060でできること・できないこと
- 最新タイトルのフルHD環境プレイ
- FPSタイトルの144fpsプレイ
- 軽量ゲームの配信
- WQHD・4K解像度プレイ
- 画質にこだわったゲームの最高画質設定
- 重量級ゲームの配信
『RTX 4060』はグラフィックに力を入れているゲームの最高画質設定やWQHD・4K解像度には対応できません。
そのため、「FF16」やレイトレーシングに対応した「CyberPunk 2077」を遊ぶ際は画質設定を落とす必要があります。
『RTX 4060』のできることとしては、フルHD環境での最新タイトルが快適に遊べます。
「ストリートファイター6」や「パルワールド」といった最新タイトルが高画質・60fps以上でプレイ可能なので、PCゲームを遊んでみたいという方におすすめです。
特に画質にこだわらないFPSジャンルの「Apex Legends」や「Valorant」であれば、144fps以上の高フレームレートで遊べるので、FPSプレイヤーの選択肢として候補に挙がります。
『RTX 4060』はWQHDや4K解像度で遊ぶ予定のない方や安く最新タイトルを遊びたい方におすすめです。
RTX4060の性能比較
GPU | 3DMARK | TGP | メモリ | 価格 |
---|---|---|---|---|
RTX4090 | 36298 | 450W | 24GB | $1,599 |
RTX4080 | 28098 | 320W | 16GB | $1199 |
RTX4070Ti | 22597 | 285W | 12 GB | $799 |
RTX4070 | 17214 | 200W | 12 GB | $599 |
RTX4060Ti | 13375 | 160W | 16 GB 8 GB | $499 $399 |
RTX4060 | 10339 | 115W | 8 GB | $299 |
『RTX 4060』は「RTX 40シリーズ」の中で最も低い性能です。
ただし、その分価格と消費電力が抑えられているため、ゲーミングPCにあまりコストをかけたくないという方に向いています。
3DMarkベンチのスコアは10339なので2世代前のハイスペックグラボ「RTX 2080」と近しい性能であり、最新タイトルに対応できます。
メモリは「RTX 40シリーズ」の他モデルに比べて劣っているため、メモリ性能を重視するゲームを遊ぶ場合より性能の高いモデルを選びましょう。
予算をあまりかけずに最新ゲームに対応できるグラボが欲しい方におすすめです。
RTX4060の評価・レビュー
- RTX 3060 Tiに劣る性能
- DLSS 3 が使えるゲームがまだ少ない
- フルHD環境なら快適に遊べる
- 価格が安く消費電力も抑えられている
『RTX 4060』の悪い口コミとしては、「RTX 3060 Tiに性能が劣る」「DLSS 3の使いどころがない」という内容があがっていました。
『RTX 4060』は「RTX 3060」の後継モデルなので「RTX 3060 Ti」より性能が劣るのは仕方ない部分であり、あまり気にする必要のない口コミです。
DLSS 3は「RTX 40シリーズ」から搭載されたので対応ゲームは少なめですが、今後リリースされるタイトルには対応されていくため、RTX 4060は長期的に使えます。
良い口コミとしては、「フルHD環境でゲームが快適」「消費電力が少ない」という内容があがっています。
消費電力が少ないのは「RTX 4060」の強みであり、電気代があまりかからずPCゲームが遊べるので、長期的にゲームを遊ぶならコスパが非常に高いグラボです。
RTX4060に合うCPU・おすすめの組み合わせを紹介!
- 価格重視なら
-
- Ryzen 5 4500
- Core i5 14400F
- スペック重視なら
-
- Ryzen 7 5700X
- Core i7 14700F
『RTX 4060』はコスパ重視なら「Ryzen 5 4500」や「Core i5 14400F」の搭載がおすすめです。
「Ryzen 5 4500」を搭載したPCであれば13万円前後で購入できるため、最新ゲームを遊べるゲーミングPCとしては安価に手に入ります。
一方で、グラボのスペックを十分に発揮させるなら「Ryzen 7 5700X」や「Core i7 14700F」を採用しましょう。
CPU性能が高いためGPUのパフォーマンスを完全に発揮させられる構成となっており、フルHD環境であれば高画質設定でも快適に遊べます。
CPU性能が低いとグラボの性能が発揮できないため、フレームレートの低下や設定できる画質が下がります。
PCゲームを快適に遊びたいなら、最低でも「Ryzen 5 4500」と組み合わせましょう。
RTX4060を搭載するおすすめゲーミングPC
おすすめモデルはこちら!
- 安く買えるデスクトップゲーミングPCが欲しいなら「NEXTGEAR JG-A5G60」
- RTX 4060搭載のゲーミングノートPCが欲しいなら「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」
- 購入と同時にデバイスも揃えるなら「RTX4060搭載PCセット」
この項目では『RTX 4060』を搭載したおすすめのデスクトップPC1台、ノートPC1台、デバイスセット1つ紹介していきます。
- 初心者でも使いやすいモデルであること
- 短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
安く買えるデスクトップゲーミングPCが欲しいなら「NEXTGEAR JG-A5G60」
NEXTGEAR JG-A5G60
価格:129,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC初心者向け RTX40搭載最安値 |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB(NVMe) |
メリット・デメリット紹介
- 『RTX 4060』を搭載したデスクトップPC
- 13万円で購入できる安価なゲーミングPC
- 最新タイトルを快適にプレイ可能
- WQHD・4K解像度で遊べない
『RTX 4060』を搭載したデスクトップゲーミングPCが欲しいなら「NEXTGEAR JJG-A5G60」がおすすめです。
マウスコンピューターが販売しているデスクトップゲーミングPCで、『RTX 4060』を搭載したゲーミングPCの中でも安い価格設定です。
メモリが16GBなので主にPCゲーム初心者の方向けの構成ですが、カスタマイズで32GBにすればメモリ消費の激しいゲームも問題なく遊べます。
最新タイトルをフルHD環境・60fpsで快適に遊べるため、PCゲームを遊んでみたい方におすすめです。
RTX 4060搭載のゲーミングノートPCが欲しいなら「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」
NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
価格:179,800円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | 場所を選ばずゲームしたい |
CPU | Ryzen 7 7840HS |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB Gen4 SSD |
ディスプレイ | 165Hz対応16型液晶 |
メリット・デメリット紹介
- 『RTX 4060』を搭載したノートPC
- 最新タイトルを快適に遊べる
- 持ち運び可能で部屋のスペースが取られない
- デスクトップと比較すると高くなる
『RTX 4060』を搭載したゲーミングノートPCが欲しいなら「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」がおすすめです。
最新タイトルを快適に遊べる性能を持っており、ディスプレイが165Hz対応なので高フレームレートでゲームが遊べます。
ゲーミングノートPCなので外出先でもゲームを進められます。
日常使いでも高い性能を発揮するため、ビジネス用や勉強用にも向いています。
ノートPCで最新ゲームを遊びたい方におすすめです。
購入と同時にデバイスも揃えるなら「RTX4060搭載PCセット」
NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)
価格:169,900円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | ゲーミングPC初心者 デバイスも揃えたい |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
セット内容 | モニター:G-MASTER GB2470HSU-5 マウス:Logicool G304 キーボード:Logicool G213r ヘッドセット:Logicool G331 マウスパッド:Logicool G240f ゲームパッド:Logicool F310r |
メリット・デメリット紹介
- 初めてゲーミングPC環境を整える方におすすめ
- ゲームに必要なデバイスがすべて揃う
- デバイスごとにこだわりのある方には不向き
これから初めてゲーミングPC環境を揃えるという方に、おすすめのモデルです。
PCと一緒にゲームに必要なデバイスを一度で購入できるセットで、デバイスに詳しくないPC初心者の方に向いています。
デバイスはゲーマーからの信頼が厚い「Logicool」製品に統一されているので、デバイスが特に重要なFPS等にもそのまま使用できます。
デバイスにこだわりがある方には不向きですが、ゲーミングデバイスに詳しくない方には調べる手間も省けて一石二鳥なモデルです。
RTX4060の性能・スペックに関するよくある質問
- 『RTX 4060』はコスパが悪い?
-
『RTX 4060』は「RTX 3060 Ti」に劣る性能でありながら、5万円程するため商品単体でのコスパは低いです。
ただし、消費電力が抑えられているため、長期的に見ればコスパの良い部類に入ります。
- 『RTX 4060』を搭載したゲーミングPCの値段は?
-
デスクトップなら13万円前後、ノートなら16万円程で購入できます。
- 『RTX 4060』と「RTX 3060 Ti」はどっちがおすすめ?
-
フルHD環境で長期的にPCゲームを遊ぶなら『RTX 4060』がおすすめです。
消費電力の少なさやDLSS 3を採用している点から、将来的に『RTX 4060』の方がコスパが良くなります。
- 『RTX 4060』は最新ゲームを遊べる?
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「ストリートファイター6」や「龍が如く8」といった最新ゲームが快適に遊べます。
- 『RTX 4060』はゲーム配信に向いている?
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『RTX 4060』は「Valorant」や「マインクラフト」のような軽量ゲームであれば配信が行えます。
ただし、最新ゲームを快適に配信するのは難しいため、配信を行いたいなら「RTX 4070」以上のGPUがおすすめです。
RTX4060の性能・スペックまとめ
記事のまとめはこちら!
- 『RTX 4060』は消費電力が少ない
- WQHD・4K解像度で遊ぶにはスペック不足
- 「RTX 40シリーズ」で最も安価
『RTX 4060』は消費電力が少ないため、電気代が抑えられるのが一番のメリットです。
WQHDや4K解像度で遊ぶにはスペックが足りませんが、フルHD環境であれば最新ゲームを快適に遊べる性能を持っているため、グラフィック重視のゲームをあまり遊ばない方に向いています。
現状「RTX 40シリーズ」の中で最も安いモデルなので、手が出しやすく搭載したゲーミングPCを販売しているBTOメーカーも多めです。
以下ではRTX40シリーズを含むゲーミングPCの最新セール情報をまとめていますので、こちらも参考にしてください。