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RTX4060Tiは2023年5月に発売された最新世代RTX40シリーズのグラボです。
この記事では、RTX4060Tiの性能やスペックを詳しく解説していきます。
他のグラボと比較したRTX 4060 Tiの立ち位置やRTX4060Tiを搭載するおすすめモデルも紹介しているので、ゲームやクリエイティブ作業に最適なグラボをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
以下では現行最新GPU「GeForce RTX 40 SUPER」の性能比較について解説していますので、あわせて参考にしてください。
RTX4060Tiの性能・スペックやベンチマーク
比較項目 | GeForce RTX 4060 Ti | GeForce RTX 4060 |
---|---|---|
NVIDIA アーキテクチャ名 | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
NVIDIA CUDA コア | 4352 | 3072 |
ブースト クロック (GHz) | 2.54 | 2.46 |
標準メモリ構成 | 16 GB GDDR6 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 |
メモリ インターフェイス幅 | 128 ビット | 128 ビット |
レイトレーシング コア | 第3世代 | 第3世代 |
Tensorコア | 第4世代 | 第4世代 |
ベースクロック (MHz) | 2310 | 1830 |
ブーストクロック (MHz) | 2540 | 2460 |
最大解像度 リフレッシュ レート | 4K 240Hz 8K 60Hz | 4K 240Hz 8K 60Hz |
平均消費電力 (W) | 140 | 110 |
総グラフィックス パワー (W) | 165 160 | 115 |
発売日 | 8GB:2023/5 16GB:2023/7 | 2023/6 |
RTX4060Tiは最新世代のAda Lovelaceアーキテクチャを採用し、フルHDでのゲームプレイに最適です。
RTX4060よりもCUDAコア数やブーストクロック・メモリ容量が増強されており、より高い性能を発揮します。
8GBだけでなく16GBメモリ搭載モデルがあり、動画編集などのクリエイティブな作業にも対応可能です。
RTX4060では厳しいですがRTX 4060 Tiは性能が上がっているため、より高い解像度(WQHD)や高画質設定でもプレイできます。
性能が高いため、消費電力や価格が高い点に注意してください。
RTX4060Tiのベンチマーク
RTX4060TiはフルHDなら重量級ゲームでも90fps以上で快適に遊べます。
軽量級ゲームでは144fpsを超えるので、グラボの性能を全て発揮するには240Hzや360Hz対応モニターが必要です。
フルHDでゲームする方にRTX4060Tiは最適なグラボです。
RTX4060Tiでできること・できないこと
- フルHDでの高フレームレート
- レイトレーシングとDLSS
- AV1エンコード
- モニター4つへの出力
- 4Kでの高フレームレート
- 最高設定での最新ゲームプレイ
- 本格的な3Dモデリング
- NVIDIA SLIなどのマルチGPU
RTX4060TiはフルHD・最高設定でも高フレームレートで快適にプレイできます。
最新世代グラボのため、レイトレーシングやDLSSなどの最新技術もしっかりと対応しています。
また、動画編集や3Dレンダリングなどのクリエイティブな作業にも対応しており、複数モニターへの出力もできます。
しかし、4Kでの高フレームレート出力や要求性能の高いゲームを最高設定でプレイするのは困難です。
超大規模な3Dモデリングにも不向きですし、性能を高めるためのマルチGPUにも非対応です。
このため、RTX 4060 TiはフルHDでのゲームプレイや一般的なクリエイティブ作業を主に行う方におすすめです。
4Kでのゲームやプロレベルのクリエイティブな作業を行う方には性能不足のためおすすめできません。
RTX4060Tiの性能比較
GPU | 3DMARK | TGP | メモリ | 価格 |
---|---|---|---|---|
RTX4090 | 36298 | 450W | 24GB | $1,599 |
RTX4080 | 28098 | 320W | 16GB | $1,199 |
RTX4070Ti | 22597 | 285W | 12GB | $799 |
RTX4070 | 17214 | 200W | 12GB | $599 |
RTX4060Ti | 13375 | 140W | 8GB/16GB | $399 |
RTX4060 | 10339 | 110W | 8GB | $299 |
RTX4060TiはベースクロックやNVIDIA CUDAコアが増加されており、RTX4060と比べ3DMARKのスコアは1.3倍になっています。
その分消費電力も増加していますが、ワット数に対するパフォーマンスは上がっています。
RTX4060TiはRTX40シリーズの中ではエントリークラスに位置付けられています。
エントリークラスなので価格が低めですが、最新技術にも対応しており性能が高くコスパが良いグラボです。
予算を抑えつつもフルHDで快適なゲームライフを送りたい方におすすめです。
RTX4060Tiの評価・レビュー
- レンダリング性能が高い
- ワットパフォーマンスが高い
- コスパが良い
- 16GBメモリのメリットが少ない
- プロレベルでは性能が物足りない
RTX 4060Tiの良い評判はレンダリング性能やワットパフォーマンスの高さが目立っています。
値段と性能のバランスも良く、コスパの良さも評価が高かったです。
悪い評判としては、16GBメモリの恩恵が感じにくいことや想像よりも性能が低くガッカリしたことが投稿されていました。
ゲーム用途では16GBメモリの恩恵を感じにくいですが、AIを使ったイラスト生成やゲーム開発などのクリエイティブな作業で性能を存分に発揮してくれます。
購入前には使用するソフトや求める性能を考えて、RTX 4060Tiで充分かどうかよく検討してください。
RTX4060Tiを搭載するおすすめモデル
RTX 4060Tiを搭載したゲーミングPCはさまざまなBTOショップから販売されています。
グラボが同じでもモデルによって性能や価格に差があるので、モデル選びが重要です。
この項目ではおすすめのゲーミングPCを2つ、デバイスセットを1つ紹介します。
- 初心者でも使いやすいモデルであること
- 短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
安くてゲームに最適「NEXTGEAR JG-A5G6T」
NEXTGEAR JG-A5G6T
価格:154,800円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | ゲーミングPC初心者 コスパの高いモデル |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
メリット・デメリット紹介
- RTX 4060Ti搭載PCで最安クラス
- 大容量の1TB SSD
- 3年保証&365日24時間電話サポート
- CPU性能が低く、配信や動画編集に不利
- メモリ規格やCPU規格が古い
- ライティングがオプション
予算を抑えつつもゲーム性能に妥協したくないなら「NEXTGEAR JG-A5G6T」がおすすめです。
RTX 4060Ti搭載のため、あらゆるゲームがフルHDにて高画質&高フレームレートで快適に遊べます。
Ryzen5 4500は2022年発売のCPUで性能が低く、特に配信や動画編集などを行う際には不利です。
しかしRyzen5 4500を採用することで、RTX 4060TiかつSSD 1TBを搭載しているにも関わらず約15万円と非常に低い価格になっています。
ゲーミングデバイスで多く見られるRGBライティングもオプションのため、見た目は少し地味な点は注意しましょう。
できるだけ低予算でRTX 4060Ti搭載PCが欲しい方や見た目よりも性能重視の方におすすめです。
ゲーム以外にも幅広く活躍する「G-Tune DG-I5G6T」
G-Tune DG-I5G6T
価格:239,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 配信や動画編集を行う 現行のゲームを一通り遊ぶ |
CPU | Core i5-14400F |
グラボ | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
メリット・デメリット紹介
- CPU性能が高く、ゲームから動画編集までサクサク
- Wi-Fi 6E(最大2.4Gbps)&Bluetooth 5に対応
- DDR5メモリ搭載
- 価格が高い
- ストレージが512GBしかない
ゲーム以外にも配信活動や動画編集などさまざまなことに活用したいなら「G-Tune DG-I5G6T」がおすすめです。
最新世代「RTX 4060Ti」+第13世代Intel i5ならVRゲームや3Dモデリングなど興味の赴くままなんでも挑戦できます。
メモリやCPUの規格が新しいので、今後アップグレードする際にもマザーボードなど一部の部品をそのまま利用可能です。
Bluetoothは一見使わなさそうですが、USBポートを使わずに作業用マウスや左手デバイスなどの周辺機器を接続できるのは想像以上に便利です。
新しいパーツで構成されているため値段が高く、ストレージ容量が少ないのがデメリットですが、できることが多く性能不足に悩まされません。
ゲーム以外にもクリエイティブな作業を行いたい方やDDR5など最新規格に魅力を感じる方におすすめです。
デバイス選びで悩んだら「NEXTGEAR スターター5点セット」
メリット・デメリット紹介
- 21万円でゲーム環境が完成する
- 165Hz IPSモニター
- ゲームも動画編集もできる性能
- デバイスにこだわりがある方には不向き
初めてPCでゲームをする方には「NEXTGEAR スターター5点セット」がおすすめです。
性能の高いゲーミングPCに加えて、ゲームに必要なデバイス一式を一度に購入できます。
セットのデバイスはプロゲーマーの使用率も高い「Logicool」製品で統一されており、それぞれのデバイスを個別に購入するよりも約15,000円安く購入可能です。
モニターは映像が綺麗なIPSパネルかつ165Hz対応で、FPSゲームでも快適に使用できます。
デバイス選びに悩んでいる方やゲーム環境をこれから構築していく方におすすめです。
RTX4060Tiの性能・スペックに関するよくある質問
- RTX4060Tiはどのようなゲームに向いていますか?
-
フルHDでのゲームプレイに向いています。
フルHDなら最新ゲームでも高設定で快適にプレイできます。
- RTX4060TiはWQHDや4Kでゲームできますか?
-
WQHDは設定を下げると快適にプレイできます。
4Kでは60fpsを下回ることが多くなり、快適なプレイは困難です。
- RTX4060Tiはレイトレーシングに対応していますか?
-
レイトレーシングに対応しており、現実のような光の反射や影の表現が楽しめます。
ただし、レイトレーシングの処理は重いのでフレームレートが下がります。
- RTX4060Tiで動画編集はできますか?
-
動画編集や3Dモデリングなどのクリエイティブな作業も快適にできます。
- RTX 4060Tiの消費電力はどれくらいですか?
-
平均消費電力は140Wです。
ハイエンドグラボに比べて消費電力が低く、電気代も抑えられます。
RTX4060Tiの性能・スペックまとめ
記事のまとめはこちら!
- RTX4060TiはフルHDでのゲームプレイに最適
- RTX4060Ti搭載PCは14万円~24万円程度の予算が必要
- 4Kでのゲームやプロクリエイターはさらに上のグラボを検討しましょう
RTX4060TiはフルHDモニターでゲームする方に最適なグラボです。
予算はモデルによって異なりますが、最低14万円でRTX4060Ti搭載PCを購入できます。
RTX40シリーズではエントリークラスになるので、4Kでのゲームや非常に重い3Dモデリングなど高負荷の作業を行う方はRTX4070など上位グレードのグラボを検討してください。
以下ではRTX40シリーズを含むゲーミングPCの最新セール情報をまとめていますので、こちらも参考にしてください。