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雑談配信用にはグラボが必要なく、CPU性能とメモリを16GB確保さえできれば可能です。
10万円を超える高価なゲーミングPCは必要ありませんが、CPU性能を確保するために8万円以上のモデルから選ぶと安心して配信ができます。
この記事では雑談配信に必要なPCスペック、雑談配信におすすめなパソコンについて解説していきます。
配信に便利な機材や、顔出し配信に必要な機材も紹介するので是非参考にしてください。
用途別&価格別に紹介!
雑談配信に必要なPCスペック・パーツごとの推奨スペック
雑談配信に必要なPCスペックの要点
- CPU性能が十分なら問題なく配信可能
- メモリは16GBが必要
- 「キャプチャーボード」があれば家庭版ゲーム・スマホの配信が可能
雑談配信では高性能なグラボは必要ないので、CPUとメモリを重視してPCを選びましょう。
とはいえゲーム配信と比べれば必要なスペックはかなり低くなるので、10万円以下の予算でも十分快適に配信ができるようになります。
CPU性能が十分なら問題なく配信可能
代表的なCPUにはIntelとAMDとありますが、特徴としては以下のとおりです。
型番 | Intel | AMD |
---|---|---|
特徴 | ・シングルコアの性能が高い ・ゲーミングPC向きのCPUが多い ・シェアNo. 1 | ・マルチコア処理が得意 ・動画編集やCG制作に強みを発揮 ・Intelより安価 |
こんな人におすすめ | 多くの人が使っているCPUを使いたい | 将来的に動画編集も視野に入れている |
型番 | おすすめ度 | 備考 |
---|---|---|
Core i3-13100 | 予算を抑えたい方におすすめ 雑談のみでほぼスペックを使い切る | |
Core i5-13400/F | 将来ゲーム配信をする場合も対応可能 | |
Core i7-13700/F | カクつかず安定した環境を構築可能 凝った画面のレイアウトもできる | |
Core i9-13900 | 雑談配信のみなら性能を持て余す |
雑談配信・お絵描き配信では十分なCPU性能を確保できれば問題なく配信可能です。
基本的にはIntelのCore iシリーズがおすすめですが、AMDのRyzenシリーズでも目立った差はありません。
古すぎても使いにくさが出てくるため、Intel(Core-iシリーズ)かAMD(Ryzenシリーズ)の直近3年間にリリースされたモデルが簡単な目安になります。
イラストや動画などのクリエイティブな活動を配信するなら、使うソフトに合わせてCPUを選びましょう。
以下の記事でクリスタの推奨スペック・おすすめPCを紹介しているので、お絵描き配信に興味がある方は参考にしてください。
メモリは16GBが必要
雑談配信では、メモリを16GBにしておくことをおすすめします。
メモリ不足に陥ると、OSやソフトがフリーズして配信に大きな悪影響が出てしまいます。
雑談配信であってもちょっとしたゲームやブラウザ、Discord等のコミュニケーションツールを使用するかもしれないという方は万一に備えて多めのメモリを備えておきましょう。
雑談配信にマイクはマスト!
雑談配信にあたってパソコンのスペックも気になるところですが、マイクはマストです。
基本的にはマイク1本で雑談配信はできますが、マイクに不要な音を入れずに配信するためにはイヤホンやヘッドセットなどのアクセサリも必要になります。
また、顔出し配信をするならWEBカメラやライトも用意しようと考えている方は以下の章で紹介しているアイテムも参考にしてください。
「キャプチャーボード」があれば家庭版ゲーム・スマホの配信が可能
「キャプチャーボード」とは、映像をPCにとりこむための機材です。
さらに配信したい内容が増えてきた、ステップアップしたいと考えている、ゲーム実況の配信や動画編集などを始めたいと考える方におすすめ。
PS5やSwitchなどの家庭版ゲームやスマホの画面を配信するには「キャプチャーボード」と呼ばれるデバイスが必要です。
「キャプチャーボード」があればスマホゲームや家庭版しか無いゲームもPC上で配信できるようになります。
PS4/PS5やスマホは単体でも配信できますが、PCの方が圧倒的に高品質な配信ができるので、実況できるゲーム動画の幅が大きく広がるでしょう。
本格的な配信活動をするなら用意しておきたいデバイスです。
雑談配信ならノートパソコンでも大丈夫?
ノートPCのメリット・デメリット紹介
- 場所を選ばず配信できる
- カメラが付いているモデルなら別でカメラを用意する必要がない
- 性能面でデスクトップに大きく負ける要素はない
- 机の正面をノートPCで占領してしまう
- 拡張性が低い
雑談配信であればノートパソコンでも全く問題ありません。
ノートPCには場所を選ばない点やWEBカメラが最初から搭載されているモデルが多いなど、雑談配信に有利な要素も多いと言えます。
CPUとメモリさえ十分な性能を確保していればデスクトップと比べた性能的なデメリットは生まれません。
ただし、机の正面をノートPCで占領してしまうので、顔出しをしつつゲームをする場合にはゲーム画面を横に持ってくるしかなくなってしまう点に注意が必要です。
ノートPCは拡張性が低く、グラボなしモデルを購入した後でPCゲームも配信したい場合、PCを再度購入する必要があるので慎重に選びましょう。
雑談配信におすすめなパソコン・ノートパソコン一覧
おすすめモデルの特徴はこちら!
- 拡張性を重視したデスクトップPCなら「予算10万円台PC」
- 最安値のゲーミングPCから選ぶなら「RTX4060搭載PC」
- 配信ができる安いノートPCなら「予算10万円以下ノートPC」
- 高性能CPUと大容量メモリ搭載で超安心「メモリ32GB搭載ノートPC」
この項目では雑談配信におすすめのデスクトップPC・ノートパソコンを紹介していきます。
モデルによって配信の内容をよりグレードアップできるので、自分の予算と相談しておすすめモデルをチェックしましょう。
- 信頼できるメーカーのモデルであること
- 短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
- サポートが手厚く、パソコン初心者でも安心できること
今回はPC初心者に特におすすめなメーカーの「ドスパラ」「マウスコンピューター」からおすすめモデルをピックアップしています。
拡張性を重視したデスクトップPCなら「予算10万円台PC」
NEXTGEAR JG-A5G60
価格:129,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC初心者向け RTX40搭載最安値 |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB(NVMe) |
メリット・デメリット紹介
- 予算をできるだけ抑えて環境を整えたい方に向いている
- 拡張性重視のスペック
- 余裕をもって雑談配信できるCPU性能
- 配信の安定性を求めるならメモリの増設が必要
予算をできるだけ抑えて雑談配信の環境を整えたい方におすすめなモデルです。
拡張性を重視したモデルですが、そのままでも雑談配信に最低限必要なスペックが整っています。
CPUの性能も雑談配信には十分なパワーがあるため、できるだけ予算を抑えたモデルを選びたい方に最もおすすめです。
グラボが搭載されていないのでゲームができない点には注意しましょう。
最安値のゲーミングPCから選ぶなら「RTX4060搭載PC」
NEXTGEAR JG-A5G60
価格:129,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | PC初心者向け RTX40搭載最安値 |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB(NVMe) |
メリット・デメリット紹介
- できるだけ予算を抑えてゲームもできる環境が整えられる
- 軽いFPSをプレイするなら十分な性能
- グラボ搭載で配信でNVENCエンコーダが利用できる
- 配信しながらのプレイは難しいタイトルが多い
できるだけ予算を抑えてゲームもできる環境を整えたい方におすすめです。
軽いFPSをプレイするなら十分な性能をしており、「Apex Legends」や「VALORANT」などのタイトルを144fpsで快適に楽しめます。
なおかつグラボ搭載PCならOBSなどの配信用ソフトで「NVENC」のエンコーダが使用できるので、配信中のCPU使用率をかなり下げられます。
配信負荷をグラボと分散すれば、その分配信の画質や音質の向上や低遅延設定を突き詰められるので非常に便利です。
グラボの性能は最新ゲームを遊べるほど高いわけではないので、遊べるタイトルには注意しましょう。
配信ができる安いノートPCなら「予算10万円前後のノートPC」
mouse F7-I5I01BK-B
価格:119,900円
コスパ | |
スペック寿命の長さ | |
おすすめ用途 | コスパに優れており 対応範囲が広いPCが良い |
CPU | Core i5-1235U |
グラボ | インテル Iris Xe |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB (NVMe) |
ディスプレイ | 17.3型 液晶パネル |
メリット・デメリット紹介
- 予算10万円前後で配信ができるノートPC環境が得られる
- 雑談配信に必要な性能がすべて揃っている
- 15.6インチの大きめモニターが配信で便利
- 軽いPCゲームなら遊べるが配信はやや厳しいスペック
予算を10万円以下に抑えて雑談配信ができるノートPC環境を整えたい方におすすめのモデルです。
CPU性能や16GBのメモリなど、雑談配信に必要な性能はすべてクリアしているのでカスタマイズなどが必要ありません。
WEBカメラが搭載されているモデルなので、顔出し配信もすぐに始められます。
15.6インチの大きめモニターはコメントや配信ソフトのUI等の視認性が良くなるので配信で便利です。
グラボが搭載されていないので、ゲームをプレイする予定がない方に最もおすすめなモデルです。
高性能CPUと大容量メモリ搭載で超安心「メモリ32GB搭載ノートPC」
mouse K5-I7GM5BK-A
価格:159,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 配信・動画編集など |
CPU | Core i7-12650H |
グラボ | NVIDIA GeForce MX550 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ディスプレイ | 60Hz 15.6インチ FHD非光沢 |
メリット・デメリット紹介
- 雑談配信では困る場面がないスペック
- 配信ソフトの安定性もばっちり
- 15.6インチの大きめモニターが配信で便利
- グラボにはゲームができるほどの性能はない
雑談配信をする上でスペックで困る場面を作りたくない方におすすめのモデルです。
高いCPU性能と32GBの大容量メモリで配信の安定性が高く、配信中にソフトが落ちる心配がありません。
15.6インチの大きめモニターはコメントや配信ソフトのUI等の視認性が良くなるので配信中のストレスを軽減できます。
配信中にDiscordで通話したりYouTubeなどを開いても全く問題ないマシンパワーがあります。
本記事で紹介したモデルの中で最も安定した雑談配信ができるモデルです。
雑談配信用にパソコンを買うなら一式セットもおすすめ
NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)
価格:159,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 配信・軽めのゲーム |
CPU | AMD Ryzen5 4500 |
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB |
セット内容 | ゲーミングパソコン NEXTGEAR JG-A5G60 ゲーミング液晶 iiyama G-MASTER GB2470HSU-B5A ゲーミングマウス Logicool G304 ゲーミングキーボード Logicool G213r ゲーミングヘッドセット Logicool G431 |
雑談配信用にパソコンを買うなら一式セットもおすすめです。
上記で紹介している白く統一されたセットなら、配信の際のモチベーションや雰囲気づくりにもつながります。
顔出しや部屋を映す場合にも環境に統一感があると画面映えするので、見せるための環境としても非常におすすめです。
必要な道具が一式丸々一度に届くので、順番に買い揃えたり一つ一つ探す手間も省けます。
配信はもちろん「マインクラフト」や「AmongUS」などの軽いタイトルなら配信しながらでもゲームを楽しめるスペックです。
顔出し配信をするならWEBカメラやライトも用意しよう
顔出し配信をするなら高性能のWebカメラや被写体の状態をよく見せるためのライトも用意すべきです。
近年は個人配信の高品質化が進んでおり、画質が悪いだけでも視聴者を引き留めるのが難しいです。
画質が悪い状態で配信したとしても、見る人の目が疲れてしまい面白さよりも疲れが優ってしまうためです。
LEDライトを使用すると顔の血色が良く見えるので、見る人に良い印象を与えられます。
LEDライトは近年種類も数多く出ているため選べる楽しさがありますが、配信のタイミングをイメージし、見る人にどのように映っているかを意識することで選ぶべきものが見えてきくるでしょう。
配信に載せる音関係を手元で一括管理するためのミキサー・オーディオインターフェイスなどもあると更に便利に配信ができます。
「YAMAHA AG03」は配信者や歌ってみたを投稿する方に長年愛用され続けているミキサー・オーディオインターフェイスです。
配信に必要な機能が一通り揃っているほか、声にエコーを掛けるなどの遊びもできる機材なので更に配信の幅が広がります。
雑談配信用のパソコンとスペックに関するよくある質問
配信用のパソコンにグラボは必要ですか?
グラボはパソコンの描画に関する演算処理を専門に実行するパーツです。
そのため、PCゲームをプレイせずに、雑談配信のみ行うのであればグラボはなくても問題ありません。
しかし、複雑な画像処理が必要になるゲームや推奨スペックにグラボが記載されている場合は必要になります。
今後の幅を広げるためにも、持っていて損なアイテムとは言えないでしょう。
配信用PCにグラボを搭載するメリットは?
PCでゲームをプレイしながらの配信が可能になります。
将来的にマインクラフトや簡単なインディーゲームのプレイ配信なども行いたいと考えている方はグラボ搭載の方が最終的なコスパはいいでしょう。
配信ソフトの負荷をCPUとグラボに分担する設定もできるので、配信ソフトの軽量化や安定性の向上も可能です。
メモリが足りないと配信にどういう悪影響が出る?
動作が不安定になるので映像や音が飛んでしまったり、最悪の場合配信ソフトが落ちて配信が中断してしまいます。
自分のためにも、そして何より視聴者のためにもスムーズな配信を行いたいと考えている人は、メモリの容量を意識すべきです。
配信は性能の高いCPUを搭載してとにかく高画質を目指すべき?
性能の高いCPUは配信の安定性が増すので導入をおすすめします。
しかし、高画質であればいいというものではないため、注意が必要です。
画質設定は高画質にしすぎると映像の情報量の大きさから、モバイル通信で頻繁に固まる配信となってしまいます。
高画質至上主義で、むやみに画質を上げるのはおすすめしません。
雑談配信用のパソコンスペック・おすすめPCのまとめ
記事のまとめはこちら!
- 最低予算は9万円でゲームもするなら10万円以上必要
- メモリは16GBを確保しよう
- ノートパソコンでも雑談配信に問題はない
雑談配信の最低予算は9万円が必要で、ゲームをするなら10万円以上が必要です。
メモリは16GBを確保すると配信の安定性が高まり、配信ソフトが落ちる心配がなくなります。
ノートパソコンでも雑談配信をするのに問題はなく、カメラが付いている分安上がりになるなどのメリットもあります。
ノートPCは拡張性が低いのでゲームをするためにグラボを後付けするなどの拡張ができない点には注意して選びましょう。
用途別&価格別に紹介!