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Core i9-13900Kは2022年10月20日に発売されたIntel製の13世代CPUです。
ハイスペック、ハイエンド帯のゲーミングPCに採用されるモデルで、価格は高いですが、その分性能が優れています。
この記事ではCore i9-13900Kのゲーム性能やCore i9-13900K搭載のおすすめのゲーミングPCについて解説するので参考にしてください。
Core i9-13900K(F)搭載おすすめPC!
G-Tune FZ-I9G7S
価格:399,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 重いゲームタイトルを遊ぶ 配信しながらゲームをプレイ |
CPU | Core i9-13900KF |
グラボ | RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4)SSD |
当サイトではCore i9-13900K搭載モデルなどゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
Core i9-13900Kの性能・スペックやベンチマーク
Core i9-14900k | Core i9-13900K | Core i9-12900K | |
---|---|---|---|
世代 | 第14世代 | 第13世代 | 第12世代 |
CPU コア数 | 24 (Pコア8+Eコア16) | 24 (Pコア8+Eコア16) | 16 (Pコア8+Eコア8) |
スレッド総数 | 32 | 32 | 24 |
ベースクロック | 3.2GHz | 3.0GHz | 3.2GHz |
ターボ・ブースト時 最大周波数 | 5.6GHz | 5.4GHz | 5.1GHz |
キャッシュ | 32MB | 32MB | 14MB |
L3 キャッシュ | 36MB | 36MB | 30MB |
TDP | 125W | 125W | 125W |
対応メモリの種類 | DDR5,DDR4 | DDR5,DDR4 | DDR5,DDR4 |
最大メモリサイズ | 192GB | 192GB | 128GB |
内蔵グラフィック | Intel UHD Graphics 770 | Intel UHD Graphics 770 | Intel UHD Graphics 770 |
発売日 | 2024年3月 | 2022年10月 | 2022年4月 |
価格 | 約86,000円 | 約89,000円 | 約61,000円 |
Core i9-13900Kは前世代のCore i9-12900Kと比較すると、Eコアの数が増えキャッシュが増加しています。
Eコア自体は性能があまり高くないコアですが、それでも並行処理に使用できるコア数が増えたことで性能が向上しています。
キャッシュも増えているので、読み込み時間が短くなって、スムーズなデータ処理が行えるようになっています。
現行最新のCore i9-14900Kと比較しても性能は大きく変わらないので、後は価格や最新パーツが欲しいかという選び方になります。
第14世代は不具合や発熱の問題で評価を落とした分安く買えるようになっていますが、そういった問題が気になる方はCore i9-13900Kを選んだ方が安心です。
Core i9-13900Kのゲーム性能
Core i9-13900KとRTX 4080の組み合わせであれば、重いと言われている『Microsoft Flight Simulator』を4Kでプレイしても120fpsで遊べます。
その他にも4K・レイトレーシング環境下で『サイバーパンク2077』や『スパイダーマン』が60fpsで遊べるので、美麗なグラフィックで快適にプレイ可能です。
競技系FPSにおいては、画質を犠牲にフレームレートを確保するのが基本となっているため、フルHDに設定すれば240fps以上で有利に戦闘が進められます。
Core i9-13900Kはハイクラスのグラボと組み合わせて使用するのが最適なCPUで、4Kでも60fps以上の快適環境でゲームが遊べます。
Core i9-13900Kでできること・できないこと
- ハイエンドグラボの性能を引き出せる
- 4Kでのゲームプレイ
- Vtuber配信を行いながらの高画質ゲームプレイ
- 重い動画編集・3Dモデリングのクリエイティブ作業
- 高負荷なマルチタスク作業
- 省電力PCとしての運用
Core i9-13900Kを搭載してできないことは基本的にありません。
あえて挙げるとするなら省電力PCとしての運用ですが、このCPUを購入する方が電力を気にする可能性は低いので、無いと言い切っても良いでしょう。
どのグラボと組み合わせてもボトルネックにならず運用できるので、ハイエンドグラボを搭載してゲームを遊ぶのに向いています。
ゲームだけでなく、配信やビジネス用のアプリケーション、3Dモデリングやアニメ制作まで全てこのCPUであれば解決できます。
総合的に見て、Core i9-13900Kは4K解像度でゲームを遊ぶ方、重い環境で配信をする方、高負荷な作業を行う方におすすめのCPUです。
一方で、ゲームをあまり遊ばない方やグラボを必要とする作業を行わない方にはオーバースペックです。
Core i9-13900Kの性能比較・ベンチマーク
GPU | CPU MARK | メモリ | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|
Core i9-14900k | 60,345 | 192 GB | 125 W | 約86,000円 |
Core i7-14700k | 53,328 | 192 GB | 125 W | 約61,000円 |
Core i9-13900K | 59,197 | 192 GB | 125 W | 約89,000円 |
Core i7-13700K | 46,939 | 128 GB | 125 W | 約60,000円 |
Ryzen 9-7950X | 62,737 | 128GB | 170 W | 約90,000円 |
Ryzen 7-7700X | 36,554 | 128 GB | 105 W | 約50,000円 |
上記は、現行で採用されている各CPUでCPU Markテストを行った際のスコアです。
CPU Markスコアとは
CPU Markスコアとは「PassMark」で測定した、パソコンのCPU性能を表す数値のことです。
数値が高いほど処理能力に優れ、アプリケーションやゲームを快適に動作させられます。
Core i9-13900Kのスコアは59197と非常に高く、後継機であるCore i9-14900Kとの差もあまりありません。
このスペックのCPUを搭載したゲーミングPCであれば、どんなGPUを搭載しても快適に動作するのでボトルネックの心配がありません。
同スコア帯の「Core i9-14900K」や「Ryzen 9-7950X」と比較しても大きく見劣ることのない性能で、TDPも125Wと落ち着いています。
Intel第14世代CPUは不具合や発熱が報告されているため、そのようなトラブルを避けたい方に向いています。
Intel第14世代CPUで報告されている不具合は、BIOSのアップデートで対応可能です。
Ryzenと比較してTDPが優れる
Core i9-13900K | Ryzen 9-7950X | |
---|---|---|
コア数 | 16コア | 16コア |
スレッド数 | 32 | 32 |
ベースクロック | 3.0GHz | 4.5GHz |
ブーストクロック | 5.4GHz | 5.7GHz |
TDP | 125W | 170W |
内蔵GPU | Intel UHD Graphics 770 | AMD Radeon Graphics |
CPU MARK | 59,197 | 62,737 |
MSRP | $599 | $699 |
日本での価格 | 約89,000円 | 約90,000円 |
- コスパを求めるならCore i9-13900Kがおすすめ!
- 性能重視ならRyzen 9-7950Xがおすすめ!
Core i9-13900Kと良く比較されるRyzen 9-7950Xとスペックを見比べてみると、価格自体は大きな差がありません。
性能的には、ベースクロック・ブーストクロック共にRyzen 9の方が優れており、その性能差はCPU Markテストでも現れています。
ただし、Ryzen 9は高性能な分TDPが高く、日常的にPCを長くつけている方は電気代が高くなるというデメリットがあります。
この性能帯のCPUとなると使用感自体はあまり変わらないため、電気代を節約できるコスパの良いCPUならCore i9-13900K、とにかく高い性能のCPUを搭載したいならRyzen 9-7950Xの搭載がおすすめです。
Core i9-13900Kと相性が良いグラボは?
- RTX 4070 SUPER
- RTX 4070 Ti SUPER
- RTX 4090
現行で採用されるグラボで相性の良いものは「RTX 4070 SUPER」から「RTX 4090」までのハイスペックモデルに採用されるものです。
Core i9-13900Kは性能が非常に高いCPUなので、現行最高クラスのグラボと組み合わせてもボトルネックが発生しません。
遊べる環境としては、全てのゲームをフルHD・高画質環境でプレイ可能であり、4K・レイトレーシングONの状態でも60fpsが安定するゲームが多いです。
逆に合わせるのに向かないのは「RTX 3050」や「RTX 4060」といったエントリー~ミドルスペックに採用されるグラボで、ボトルネックにはなりませんが、あまりにもオーバースペックです。
性能が低めのグラボを搭載するのであれば、Core i7やi5といったモデルで十分なので、構成の見直しを行いましょう。
Core i9-13900Kの評価・レビュー
- 性能が高く基本的に困らない
- 最新の第14世代と性能差があまりない
- Ryzen 9に比べて消費電力が少なく済む
- 排熱がすごいので簡易水冷以上の冷却が必要
- グラボによってはオーバースペック
Core i9-13900Kの良い評判は、性能の高さと同性能帯CPUと比較した際の消費電力の低さが上がっています。
ゲームから動画編集、VRやAIと様々な用途に使用できる性能があり、使っていて困ることはありません。
また、同性能帯で比べられるRyzen 9 7950Xと比較した時、消費電力が少なく済むので、長期的な運用を考えた時に節約になります。
悪い評判としては、排熱を問題として挙げている方が多い印象を受けました。
高性能CPUは性能が高い代わりにパーツが発熱するため、それを冷やすだけの冷却パーツが必須です。
空冷ではパワー不足になるので、Core i9-13900Kを搭載する予定の方は水冷や簡易水冷を用意しましょう。
Core i9-13900K(F)を搭載するおすすめモデル
この項目ではBTOパソコンで特にコスパに優れたマウスコンピューターから、おすすめモデルを紹介していきます。
各モデルで価格や目的が異なるため、自分の予算と相談しておすすめモデルをチェックしましょう。
マウスコンピューターについて気になる方は、以下のボタンから公式サイトもチェックしてみてください。
- 初心者でも使いやすいモデルであること
- 短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
Core i9-13900Kを搭載した予算を抑えたモデルなら「G-Tune FZ-I9G7S」
G-Tune FZ-I9G7S
価格:399,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 重いゲームタイトルを遊ぶ 配信しながらゲームをプレイ |
CPU | Core i9-13900KF |
グラボ | RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4)SSD |
メリット・デメリット紹介
- Core i9-13900Kを搭載したモデルとしては安い部類
- 最新ゲームを快適に遊べる性能
- 配信やMOD導入にも適している
- 4Kで遊ぶ方にはスペック不足になるゲームもある
Core i9-13900Kを搭載した予算を抑えたモデルが欲しいなら「G-Tune FZ-I9G7S」がおすすめです。
初期構成で十分PCゲームが快適に遊べる性能を持っており、重量級タイトルから最新ゲームまで遊べます。
Core i9-13900Kを使う上で最低限搭載したい「RTX 4070 SUPER」を搭載したモデルであり、40万円で購入できるので予算を抑えながら最高CPUが扱えます。
配信やMOD導入にも対応できるので、ゲーミングPCで様々な活動を行いたいという方におすすめです。
CPU・GPUの性能と価格のバランスが良いモデル「DAIV FX-I9G7A」
DAIV FX-I9G7A
価格:424,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | クリエイター用ハイスペックモデル CG制作や動画編集 |
CPU | Core i9-13900KF |
グラボ | RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4)SSD |
メリット・デメリット紹介
- ゲームからクリエイティブ作業まで幅広く使用できる
- コスパを考えるとCore i9-13900K搭載モデルの中では一番バランスが良い
- 今後5年は快適にPCゲームが遊べる
- クリエイティブ作業に使用する場合、メモリ・ストレージを増設した方が安定する
CPU・GPUの性能と価格のバランスが良いモデルなら「DAIV FX-I9G7A」がおすすめです。
Core i9-13900Kに合わせるのに丁度良い性能の「RTX 4070Ti SUPER」を搭載したモデルで、どんなことでも快適にできる性能を持っています。
価格も45万円を超えないため、コスパの観点で見ればCore i9-13900Kを搭載したモデルの中では最もバランスが取れています。
メモリやストレージ容量も多く、動画編集など大量に容量を使用する作業も非常に快適にできます。
コスパ良く最高クラスのゲーミングPCが欲しい方や動画編集をよく行うクリエイターにおすすめです。
とにかくハイスペックなマシンが欲しいなら「G-Tune FZ-I9G90」
G-Tune FZ-I9G90
価格:679,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | あらゆるゲームを最高環境で遊ぶ 今後5年は快適に使いたい |
CPU | Core i9-13900KF |
グラボ | RTX 4090 |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4)SSD |
メリット・デメリット紹介
- 現行機最高スペックのゲーミングPC
- フルHDでゲームを遊ぶ上で困ることが無く、4Kプレイも可能
- 今後5年は快適に使用できる
- 値段が高い
とにかく高性能なゲーミングPCが欲しいという方には「G-Tune FZ-I9G90」がおすすめです。
「RTX 4090」を搭載したモデルなので、WQHDや4Kでゲームを快適に遊べます。
水冷CPUクーラーを初期搭載しているため、排熱性能にも優れており、長時間のゲームや動画編集でも安定した性能維持が可能です。
今後5年は現役で使い続けられるマシンとなっており、買い替えを検討せずに使い続けられるモデルです。。
現行の最高性能のゲーミングPCを購入して、最高環境でゲームを遊びたい方におすすめです。
Core i9-13900Kの性能・スペックに関するよくある質問
- Core i9-13900KとCore i9-13900KFの違いは?
-
大きな違いとしては内臓グラフィックの有無で、Core i9-13900Kには内臓グラフィックが搭載されています。
そこ以外の性能差はあまり大きくありません。
- Core i9-13900K用CPUクーラーのおすすめ製品は?
-
Core i9-13900Kは発熱がすごいと言われているモデルなので、少なくとも簡易水冷CPUクーラーの搭載を推奨します。
「CORSAIR iCUE H150i RGB ELITE」が高い冷却性能があるのでおすすめです。
ポチップ - どんなグラボと相性が良いですか?
-
「RTX 4070 SUPER」~「RTX 4090」までのハイスペックグラボと合わせるのがおすすめです。
CPU性能が高いため、グラボも性能が高いモデルと組み合わせられます。
- Core i9-13900Kは動画編集に向いている?
-
動画編集にも向いています。
撮影から重いエフェクトを使用した動画編集まで行えるので、動画投稿者の方にも最適です。
- 内臓GPUはついている?
-
内臓グラフィックは搭載されていますが、グラボなしで運用するならもっと安いモデルでも十分です。
グラボが壊れた際などには便利ですが、この性能帯のCPUはグラボとセットで運用するのを推奨します。
Core i9-13900Kの性能・スペックまとめ
記事のまとめはこちら!
- Core i9-13900Kは現行最高クラスのゲーミングPCに採用されるCPU
- 「RTX 4070 SUPER」~「RTX 4090」に合わせるのがおすすめ
- 排熱がすごいため、簡易水冷以上の冷却パーツを推奨
Core i9-13900Kは現行のハイスペックゲーミングPCに採用されるCPUで、PCゲームはもちろん、マルチタスクやクリエイティブ作業まで幅広く行えます。
組み合わせるグラボとして「RTX 4070 SUPER」~「RTX 4090」といったモデルを選べば、フルHD~4Kまで快適にプレイ可能です。
排熱が凄いCPUなので、PC購入の際は簡易水冷以上の冷却パーツを一緒に搭載するのがおすすめです。
Core i9-13900K(F)搭載おすすめPC!
G-Tune FZ-I9G7S
価格:399,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | 重いゲームタイトルを遊ぶ 配信しながらゲームをプレイ |
CPU | Core i9-13900KF |
グラボ | RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4)SSD |
当サイトではCore i9-13900K搭載モデルなどゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。