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『Ryzen 7 7700X』は2022年9月に販売を開始したCPUですが、現在もハイスペックPCで採用されています。
最高クラスの性能を持っており、ベンチマークスコアが高いので、「RTX 4070」以上のグラボに合わせるのが最適です。
この記事ではRyzen 7 7700Xの性能やRyzen 7 7700XとIntelの性能比較など詳しく解説しているので、参考にしてください。
Ryzen 7 7700X搭載おすすめモデル!
G-Tune FG-A7G7S
価格:384,800円
コスパ | |
耐用年数 | |
おすすめ用途 | Ryzen 7 7700Xを搭載し コスパ優秀なモデルが良い |
CPU | Ryzen 7 7700X |
グラボ | RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4) |
当サイトではRyzen搭載モデルを含むゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
Ryzen 7 7700Xの性能・スペック
Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7700X | Ryzen 7 5800X3D | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Zen 4 | Zen 4 | Zen 3 |
CPU コア数 | 8 | 8 | 8 |
最大ブーストクロック | 5GHz | 5.4GHz | 4.5GHz |
ベースクロック | 4.2GHz | 4.5GHz | 3.4GHz |
L1 キャッシュ | 512KB | 512KB | 512KB |
L2 キャッシュ | 8MB | 8MB | 4MB |
L3 キャッシュ | 96MB | 32MB | 96MB |
TDP | 120W | 105W | 105W |
システムメモリタイプ | DDR5 | DDR5 | DDR4 |
最大メモリ | 128GB | 128GB | 128GB |
内蔵グラフィック | AMD Radeon Graphics | AMD Radeon Graphics | 非搭載 |
グラフィックスコア数 | 2 | 2 | – |
グラフィックス周波数 | 2200MHz | 2200MHz | – |
発売日 | 2023年4月6日 | 2022年9月30日 | 2022年4月22日 |
価格 | 約65,000円 | 約66,000円 | 約50,000円 |
(2024年8月時点の情報です)
『Ryzen 7 7700X』は「Ryzen 7 5800X」の後継モデルに当たります。
Zen 4アーキテクチャを採用しているため処理能力が高く、ベースクロック・ブーストクロック共に高いのが特徴です。
「Ryzen 7 5800X3D」とは違い内臓GPUを搭載しているので、CPUだけでも映像の出力が可能です。
上位モデルに当たる「Ryzen 7 7800X3D」よりもL3キャッシュが劣っていますが、その分TDPが優れているのでコスパ良く運用できます。
高性能なグラボをコスパ良く運用したいPCゲーム上級者の方におすすめです。
Ryzen 7 7700Xのゲーム性能
上記は『Ryzen 7 7700X』と「RTX 4090」を搭載して、フルHD・最高画質設定でプレイした際のフレームレートです。
「BattleField V」や「Apex Legends」といったFPSゲームでも244fps以上出せるので、プレイするのに十分な性能を持っています。
オープンワールドゲームである「サイバーパンク2077」や「スパイダーマン」といったゲームで最高画質設定にしても、平均フレームレートが100以上あるので、通常プレイで困ることがありません。
以上の結果から、どんなゲームでも快適にプレイできるゲーミングPCが欲しい方におすすめのCPUであることが分かります。
以下ではゲーミングPCはどこで買うのがおすすめかについて詳しく解説していますので、気になる方は要チェックです。
Ryzen 7 7700Xのおすすめ用途
- ミドルからハイスペックモデルに搭載
- WQHD以上の解像度でプレイ
- 最高クラスで最も安価なCPUが欲しい方
- 安価なゲーミングPCを求める方
- PCゲームをあまり遊ばない方
『Ryzen 7 7700X』はハイスペックモデル用に最適なCPUです。
今後リリースされるゲームタイトルにも対応できる性能を持っているので、将来性が高く、GPUのボトルネックになる心配もありません。
搭載するGPU次第でもありますが、WQHDや4K解像度で遊びたい方にも向いています。
ただし、安価なゲーミングPCを求めている方やそこまでPCゲームを遊ばない方には向いていないので注意が必要です。
Ryzen 7 7700Xの性能比較・ベンチマーク
GPU | CPU MARK | メモリ | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|
Ryzen 9 7950X3D | 62423 | 128GB | 120W | 約90,000円 |
Core i9-13900K | 59195 | 192GB | 125W | 約90,000円 |
Core i7-13700K | 46482 | 128GB | 125W | 約62,000円 |
Ryzen 7 7800X3D | 34239 | 128GB | 120W | 約65,000円 |
Ryzen 7 7700X | 35960 | 128 | GB105W | 約45,000 | 円
上記は現行で採用されている各CPUでCPU Markテストを行った際のスコアです。
CPU Markとは?
CPU Markスコアとは「PassMark」で測定した、パソコンのCPU性能を表す数値のことです。
数値が高いほど処理能力に優れ、アプリケーションやゲームを快適に動作させられます。
『Ryzen 7 7700X』のスコアは35950で、ハイエンドゲーミングPCに採用されるCPUとしては低めですが、発売から時間もたっているため価格が下がりコスパが良いです。
ライバルとなる「Core i7-13700K」と比較するとスコアは負けていますが、その分TDPや価格が抑えられているので低めの予算で搭載できます。
とにかく予算を抑えたい方は『Ryzen 7 7700X』、性能を重視するなら「Core i7-13700K」「Ryzen 9 7950X3D」を選ぶのを推奨します。
Intelと比較してコストパフォーマンスに優れる
Ryzen 7 7700X | Core i7 12700K | |
---|---|---|
コア数 | 8 | 12 |
スレッド数 | 16 | 20 |
ベースクロック | 4.5GHz | 3.6GHz |
ブーストクロック | 5.4GHz | 5GHz |
TDP | 105W | 125W |
内蔵GPU | AMD Radeon Graphics | UHD Graphics 770 |
CPU MARK | 35960 | 34609 |
MSRP | $399 | $ 419 |
日本での価格 | 約45,000円 | 約46,000円 |
『Ryzen 7 7700X』と近い価格、性能帯のCPUは「Core i7-12700K」です。
Ryzen 7 7700Xはコア数・スレッド数が劣っているように見えますが、「Core i7-12700K」のコアのうち4コアはゲームに不向きな「Eコア」となっています。
そのため、実質のゲーム性能的には同等です。
同性能のCPUでありながら、クロック・TDP・マークベンチスコア・価格と全て『Ryzen 7 7700X』が優れているので、コスパで選ぶならおすすめです。
Intel製商品にこだわりが無いのであれば、AMDの『Ryzen 7 7700X』を推奨します。
Ryzen 7 7700Xの評価・レビュー
- ハイスペック帯の中でコスパが良い
- 組み合わせられるグラボ幅が広い
- WQHDでAAAタイトルが遊べる
- ちゃんとした構成にするならマザボ・メモリを次世代に進める必要がある
- 熱処理効率が少し低め
『Ryzen 7 7700X』の良い評判は、コスパの良さやWQHDプレイや最新ゲームを快適に遊べる性能が上げられています。
ハイスペック帯CPUの中では比較的安く、どんなグラボとも組み合わせられるのでコスパ重視構成がしやすいCPUです。
WQHDでも大ヒットゲームタイトルを遊べる性能を持っているので、フルHDで遊ぶ方なら困ることがありません。
悪い評判としては、パーツ構成や熱処理効率といった、他パーツとの相性が上げられていました。
現在使用しているPCに換装しようとすると、マザボ・メモリ・ファンを高性能なものに変える必要がありますが、BTOメーカーで購入するなら問題ありません。
Ryzen 7000シリーズ、コスパめちゃめちゃ悪いと感じちゃうわ
— がぶりあ@車/自転車/アニメ/CG/PC (@Gabria_A140F6) November 30, 2023
Ryzen7 7700xはRyzen9 5900xより一万円安いけど、ベンチマークスコアは3000も悪い上に高額なAM5マザーボードを買わないといけない上、DDR5メモリも買わないといけない。
それに対して5900xはマザーボードもメモリも流用できる。
CPU:AMD Ryzen 7 7700X
— あさつき (@Asatsuki1130209) July 26, 2024
GPU: GeForce RTX 4070 Ti(12GB)
メモリ:32GB
良い点:AAAタイトルがWQHDでも快適に遊べる
不満点:Windows 11にするとゲームが動作不安定(プチフリ頻発) まじで誰か助けて…
mac studio欲しいけど、自作PCも新調したいな。
— 元@道北パラグライダー (@tiamist) July 14, 2023
今は時期が良いらしい。
ryzen 7700Xが5万弱で、rtx4070が10万切ってる。
マザボ加味しても20万でハイエンド1セット揃いそう。
7700Xなんて、うちの4770Kの5倍のベンチ出てるやんけ。
ドスパラさんはよ
— 水月鏡花 (@Noya360_Key) July 15, 2024
Ryzen7 7700XをBTOの在庫に復活させてほしい
Ryzen 7 7800X3Dでも良いけどグラボの組み合わせが自分の狙いと噛み合わん
当サイトではBTOメーカーにおけるゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
Ryzen 7 7700X向けおすすめグラボは?
- RTX 4070 SUPER
- RX 7700 XT
『Ryzen 7 7700X』におすすめのグラボは「RTX 4070 SUPER」や「RX 7700XT」といったハイスペックモデルに搭載されるGPUです。
このモデルであればボトルネックの影響が無いため、CPU・GPUどちらの性能も制限されることが無く安定したゲームプレイが行えます。
対して、ボトルネックになりやすいグラボとしては、性能の低い「RTX 4060」や、高すぎる「RTX 4090」といったモデルです。
「RTX 4060」は、CPU性能が高すぎてオーバースペックにあるため合わせるグラボとしてはイマイチです。
「RTX 4090」はGPU性能が高くCPUがついていけないので、上限は「RTX 4080」程です。
ボトルネックについてよく分からない、という方はBTOメーカーが販売しているモデルを購入すれば、ボトルネックが発生しないように組まれているため安心して購入できます。
当サイトではBTOショップが販売するゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
Ryzen 7 7700Xを搭載するおすすめモデル
この項目では『Ryzen 7 7700X』を搭載したおすすめモデルを3台紹介します。
それぞれ搭載しているGPU性能が違うため、用途や遊びたい環境に合わせて選びましょう。
- 初心者でも使いやすいモデルであること
- 短期でなく長期で使えること
- 各モデル帯の中でもコスパの高いモデルを選出
ゲーミングPCに関して、知っておくと記事の理解がさらに深まる知識をまとめています。
気になる用語があればクリックしてみてください。
CPUは「Central Processing Unit」の略で、プログラムの実行やデータの処理を行うパーツです。
いわばPCの「脳みそ」にあたり、CPUの性能が高くなると、重く負荷の高いゲームでも快適に遊べるようになります。
以下では雑談配信に必要なPCスペックやCPUについて詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
コスパ重視で選ぶなら「G-Tune FG-A7G7S」
メリット・デメリット紹介
- 価格とスペックのバランスが非常に優れている
- 最新ゲームから今後リリースされるタイトルまで遊べる
- 配信や動画編集も快適
- 4Kで遊ぶにはGPUパワーが足りない
『Ryzen 7 7700X』を搭載したコスパ重視のモデルが欲しいなら「G-Tune FG-A7G7S」がおすすめです。
「RTX 4070 SUPER」を搭載したモデルなので、最新ゲームから今後3年間に発売されるゲームまで遊べる将来性があります。
Vtuber配信や高負荷な動画編集も行えるので、配信者や動画投稿を行いたい方にも向いています。
VRゲームやWQHDでのゲームプレイも快適なので、様々なゲームを遊べます。
40万円以内で購入できるコスパ重視のハイスペックモデルが欲しいPCゲーム中級者・上級者の方に最適です。
スペックを重視するなら「G-Tune FG-A7G8S」
メリット・デメリット紹介
- 「RTX 4080 SUPER」を搭載したハイエンドモデル
- 4K・30fps~60fpsで遊べる性能
- 配信からモデリング、VRまで使用可能な高い汎用性
- 価格が約50万円と高額
『Ryzen 7 7700X』を搭載したPCでスペックを重視するなら「G-Tune FG-A7G8S」がおすすめです。
「RTX 4080 SUPER」を搭載しているため、今後5年間に発売されるPCゲームに対応できる将来性を持っています。
また、4K・30fps~60fpsの安定した環境で遊べるので、グラフィック重視のゲームを遊びたい方にも向いています。
配信からモデリング、VRまで幅広くカバーできる汎用性もあるので、ハイエンドPCで様々な作業を行いたい方におすすめです。
家庭用ゲーム機用に配信デバイスも揃えるなら「G-Tune FG-A7A7X(配信向け/AVerMedia推奨モデル)」
メリット・デメリット紹介
- モニターとキャプボが付属している
- AMDのCPU・GPUの組み合わせなので動作が安定
- 最新ゲームから今後リリースされるゲームまで遊べる
- デバイスにこだわりがある方には向いていない
PCゲームから家庭用ゲーム機まで配信を行いたいなら「G-Tune FG-A7A7X(配信向け/AVerMedia推奨モデル)」がおすすめです。
モニターとキャプボが付属しているモデルなので、マウスとキーボードさえ揃えればPCゲーム・家庭用ゲームどちらも配信が行えます。
パーツ構成の組み合わせとしても、CPU・GPUともにAMD製なので相性不良が発生する心配がありません。
「RX 7700 XT」を採用しているのでゲーム性能も高く、今後3年は対応できる高い将来性を持っています。
配信をガッツリ行いたい配信者や動画投稿者の方におすすめのセットモデルです。
Ryzen 7 7700Xの性能に関するよくある質問
- Ryzen 7 7700Xはどのくらいのスペック?
-
ゲーミングPCに採用されるCPUとしては高めのスペックです。
ミドルからハイスペックモデルに採用されます。
- Ryzen 7 7700Xはコスパが良い?
-
ハイスペックモデルに採用されるCPUの中ではかなりコスパが良いです。
- Ryzen 7 7700Xに内臓GPUはついている?
-
内臓GPUを搭載しています。
そのため、外付けグラボが無くてもモニターに映像出力が可能です。
- クリエイターが購入しても使える?
-
クリエイターの方にも向いています。
CPU性能が高いため汎用性が高く、組み合わせるGPU次第でモデリングや動画編集まで快適に行えます。
- どのGPUと組み合わせるべき?
-
「RX 7700 XT」や「RTX 4070 SUPER」がおすすめです。
その前後クラスの「RTX 4070」や「RTX 4080」と組み合わせても相性が良いです
Ryzen 7 7700Xの性能比較まとめ
記事のまとめはこちら!
- 『Ryzen 7 7700X』はハイスペックモデルにコスパを求めている方向け
- 「RTX 4070 SUPER」に合わせるのがおすすめ
- WQHDで遊ぶ方や配信を行う方に最適
『Ryzen 7 7700X』はハイスペックモデルにコスパを求めている方に向いています。
「RTX 4070 SUPER」と組み合わせるとボトルネックが発生しないので、CPU・GPUどちらの性能も生かしてPCが使用できます。
高性能モデルに採用されるCPUなので、WQHDや配信を行う方に最適です。
当サイトではRyzen搭載モデルを含むゲーミングPCの最新セール情報について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。